卒論の行数ってどれくらいがいいの?

タイトル:「卒論の行数ってどれくらいがいいの?」
卒業論文の適切な行数は、研究分野や大学の指定によってある程度異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
【文系の場合】
・30行〜40行/ページ
・全体で100ページ前後(3,000行〜4,000行)
【理系の場合】
・25行〜35行/ページ
・全体で60ページ前後(1,500行〜2,100行)
文字数に直すと、文系は1万5千字〜2万字程度、理系は1万字前後が一般的な卒論の分量となります。
ただし、これらの行数や文字数はあくまでも目安の範囲です。重要なのは、卒論の質を確保することです。具体的には以下のポイントを意識する必要があります。
【内容の充実度】
・先行研究や理論的背景の学びが十分にあるか
・研究方法や実験、調査の手法が明確に記述されているか
・得られた結果の提示と、考察が十分になされているか
・自身の見解や主張が、論理的に明確にまとめられているか
【構成と分量配分】
・各章の分量が無理なく均等にまとまっているか
・章立ての構成と情報の流れが自然で分かりやすいか
・図表や参考文献などの付加情報が適切に配置されているか
分量が多ければそれで良い、ということではありません。重要なのは、分量に見合った内容の濃密さです。書きたいことを手薄にすると中途半端になります。指導教員の助言を参考にしながら、卒論に見合った適切な行数、そして内容の質を高める努力をしっかりしましょう。